昭和１６年、日本が対米開戦を決意したのは、空母八隻、戦艦八隻、巡洋艦八隻からなる八八八艦隊が完成したからである。同年１２月８日、八八八艦隊出撃のもと遂行された真珠湾奇襲攻撃は見事に成功し、米太平洋艦隊に大打撃を与えた。八八八艦隊を中心とした井上指令長官の遠大な戦略は、太平洋全域の覇権を握ることであった。八八八艦隊は米豪を遮断をすべく南東太平洋へ出撃、ミッドウェー攻略、さらにハワイ攻略へと戦線を拡大していった。ベテランが全力で描く、究極の海戦スペクタクル架空戦記。