価格: | ¥942 |
著者: | 馬場祥弘 |
出版社: | コスミック出版 |
発行年月: | 2002年08月 |
ISBN: | 9784774704821 |
種類: | 新書 (コスモノベルス) |
在庫状況: | |
ミッドウェー海戦大敗後、最新兵器の磁電砲を搭載して超戦艦化された大和は、新兵器開発の立役者・内田勝弥司令官の指揮のもと、青い空と白い雲、そして蒼い海が広がる太平洋の南溟(外南洋東側海域)を、黒鉄の雄姿でさっそうと進撃していた。海軍内部の抵抗勢力に足を引っ張られながらも、内田司令官は米豪航路を遮断するため、大和艦隊でサモアのアピア港を制圧しようとしていた。最新鋭機である虹雲隊が、赤道と日付変更線が交差する『中部太平洋のへそ』ともいうべき位置にあるハウランド島飛行場を先駆け攻撃する。虹雲は、対電探塗装をし、簡易電探二〇五号改を兵装していた。迎え撃つ米海軍も死に物狂いだった。空と海、そして海中で日米両軍の必死の攻防戦が繰り広げられる。死力を尽くした激戦の行方は、まだ見えない。果たして日本は戦況を逆転して、日米講和の道を開くことができるのだろうか?豊富な軍事知識と奇抜な発想で鬼才・馬場祥弘が描破する迫真の傑作シミュレーション戦記、いよいよ完結。