価格:¥2999
著者:竹原健二
出版社:本の泉社
発行年月:2021年07月20日頃
ISBN:9784780718188
種類:単行本
在庫状況:お取り寄せ
本書は、従来の社会福祉論を弁証法的否定によって乗り越えた学術書である。そして従来の社会福祉論は、全く資本主義社会の生産様式との無関連で論述されている。しかも「なぜ、いかにして社会福祉が現に今あるように成立しているのか」を根底から把握していない。現在の社会福祉の変革の可能性と条件を明らかにしていない。そして福祉手段(社会福祉の法制度等)の側に視点を置き、無法則に論じたものであった。本書は、資本主義社会の生産様式との連関の下で、「なぜ、いかにして社会福祉が現に今あるように成立しているのか」を根底から把握する。しかも現在の社会福祉の変革の可能性と条件を明らかにする。そして福祉手段と福祉目的(福祉利用者の多様な個人及び共同の潜在能力(抽象的人間生活力=生活力・抽象的人間労働力=労働力)の維持・再生産・発達・発揮の成就)の統一的視点の下に、従来の社会福祉論を合法則的に克服しようとするものである。それはまた、福祉利用者の多様な個人及び共同の潜在能力に適合した公的責任・具体的権利・社会福祉の必要充足の原理に基づいた新しい社会福祉の実現である。さらに完全かつ構造的な社会福祉の実現の為にも論理必然的(合法則的)にアソシエーション(共産共生)社会における新しい社会福祉も展望している。日本で初めての独創的及び科学(法則的・体系的知識)的な社会福祉学の学術書である。
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