価格: | ¥473 |
著者: | 南条範夫 |
出版社: | 富士見書房 |
発行年月: | 1988年12月 |
ISBN: | 9784829111598 |
種類: | 文庫 (時代小説文庫) |
在庫状況: | |
「何れの方か存じねど、主命なれば是非もなし、お恨みあるなよ」というなり修蔵は暗闇に座っている女二人を斬った。己れの妻と娘とも知らずに…。主君の安高は残虐な笑いを浮かべ修蔵に褒美をとらせた。信州矢崎の小大名・堀氏に仕えた飯倉家は切腹、殉死で家禄を守り、男色、性器切断、娘の妾奉公などあらゆる屈辱や嗜虐に耐え続けたのである。武士道社会におけるマゾとサドを内包した主君と家来の主従関係をえぐり出した傑作作品集!表題作他5篇を収録。「戦国残酷物語」に続く残酷シリーズ第2弾!