アリゾナ州フェニックスの大アパートメント群。管理人のダイナは文字通り２４時間態勢で、ろくに眠る暇もない。おまけに監視員がやめたために、閉鎖中のプールのことでアパートの子供たちからせっつかれ、いいかげん参っていた。早く監視員を決めなければ、８０歳以下で泳げさえすれば即採用するつもり…。そこへトッドという青年が応募してきた。ハンサムで筋肉質、いかにもスイマーの体型だ。監視員のアルバイトで大学まで卒業したという彼にダイナは感心し、物置部屋をしばらく貸すことにした。トッドはたちまち大評判。泳げない住人までプールに足を運ぶようになった。ダイナも彼と親しく話すようになったが、彼の質問が妙に彼女の過去に集中しているような気が…。別れた夫は宝石泥棒だっただけに…。