価格: | ¥4950 |
著者: | 立松和平 |
出版社: | 勉誠社 |
発行年月: | 2010年04月 |
ISBN: | 9784585012726 |
種類: | 全集・双書 |
在庫状況: | お取り寄せ |
ぼくはピアノを叩く。力と自信に満ちあふれて。戦闘的なジャズを鳴らす。今はどんなことでもできそうな気がする。学生紛争の時代、早稲田大学のバリケード内で行われた伝説的なライブを題材に、みじめさも不安も引き離して疾走する若い精神をジャズ・ビートに乗せて描いた名篇「今も時だ」を収録。また、連合赤軍事件に真正面から取り組み、発表当時、様々な議論を呼んだ大作『光の雨』を収める。物語とは、事実とは、政治とは、運動とは?時代を越えた立松文学の問いかけ。巻末に著者自身によるメモワール「振り返れば私がいる」を収録するほか、文芸評論家・黒古一夫による詳細な解説・解題を付す。