価格: | ¥534 |
著者: | 大栗丹後 |
出版社: | 春陽堂書店 |
発行年月: | 1990年11月 |
ISBN: | 9784394161103 |
種類: | 文庫 (春陽文庫) |
在庫状況: | お取り寄せ |
寛永20年10月末、浅草花川戸に住むおえんの家で、秩父札所巡りに出かける相談を左近とおえんの両人は交わしていた。旅の絵師と称する二条左近とおえんは秩父神社境内脇の旅篭『大野屋』に泊まった。同じころ、老中松平伊豆守の秘命を受けた剣客金子鉄斎も秩父探索に潜入していた。駿河大納言忠長の遺児と称する僧祖円を巡って秩父藩創設の策謀がひそかに進められていた。その中に、母祖と名乗る京の妖しい美女も。左近と示現流金子鉄斎、それに鎖鎌の名手との三つ巴の対決は。第18話(「愁艶秩父夜祭」)。おなじみ好調の大栗丹後が贈る書き下ろし“裏隠密”シリーズの新作3篇を収めた豪華編。