価格: | ¥1540 |
著者: | 小野征一郎 |
出版社: | 日本経済評論社 |
発行年月: | 1990年01月 |
ISBN: | 9784818803510 |
種類: | 全集・双書 (〈食〉の昭和史) |
在庫状況: | お取り寄せ |
高度成長以降〈食〉の洋風化は畜肉とパンが代表し、魚は米とともに減衰しているようにみえる。だが、かつての「安い魚を食べて高い魚を輸出する」から「高い魚を輸入して食べ、安い魚を輸出する」へ、シーフードをめぐって供給サイドも消費者ニーズも大きく様変わりしている。今や魚消費もグルメ化し、東南アジアのみならず、アメリカやヨーロッパからも日本市場を求めて生鮮フライトが成田「魚港」に殺到している。豊かな漁業生産力に恵まれ、特殊な文化を育ててきた日本の足どりと、サカナ・クジラの今後を展望する。